言わずと知れたウェットフライ。マーチブラウン。このフライでアップライトウィングの練習をする。
タイイングの手順
スロート迄の手順は省略して。 アップライトでウィングの下弦をボディに沿うように巻くために、ボディとウィングを乗せる土台との段差を無くす事が大事。その為にダビングボディは太くらないように気をつける。
土台はアイ一つ分位のスペースを開けて、スロートにするハックルやパートリッジはダビングボディギリギリから巻き始める。ハックルとボディの間に段差や谷間が出来ないようにする。
土台が出来たら、ウィングを乗せる。一回転目は軽くゆっくり締め込んで、なるべくシワが入って折れて潰れないように気をつけて締め込む。上手く出来たら2回目、3回目と強く締め込んで弛まないようにスレッドを巻いていく。 ウィングは一回で留める必要も無く、気にくわなかったら解いて巻き直しも有りだし、可能。そのうちに癖がついて巻きやすくなってくる。
そして、ウィングが載せられたら、アイ側を持って、シャンクの上にウィングを集めるように左右に揺らして整えて、ウィングの下側のファイバー引っ張るよにスレッドの位置を起点にクイッと持ち上げる。そうしたらウィングが適度に寝る。
今度は逆にウィングの上側のファイバーを引くようにスレッドの位置を起点に下方に引っ張る。 そうしたらウィングの幅が広がって高さがでる。 やり過ぎるとウィングがずれ落ちるので、手加減して練習する。
真っ直ぐ留められたらスレッドを巻き足して固定して完成。
裏技的な方法だけど、試してみて。 ホリゾンタルのウィングもこの要領でウィングの高さを出す事ができる。
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美しくバランスの良いマーチブラウンですね!
私はこんなに綺麗巻けません。
上から見るとウイングが斜めって付いていることがほとんどなのでとても参考になりました!
コメントありがとうございます。
フライのバランスはいくつか巻いて、このくらいかなという感覚を身に付けるための練習は必要かも知れませんが、
ウイングを真っ直ぐに乗せるのはやり方を知っているかどうかだと思います。私もウイングを乗せてからグリグリ弄って調整したり、巻き直したりしています。